X-700のテスト

X-700とその他のテストです。

以下、テストの結果。


使用機材。

■minolta X-700(後期・ニューX-700)

■MD W.ROKKOR 28mm 1:2.8(Φ49mm)(最短0.3m)・・・実用に影響ない程度のバルサム切れが周辺にアリ
■MC ROKKOR-PF 58mm 1:1.4(Φ55mm)(最短0.6m)・・・絞り羽根不動→整備完了
■MC TELE ROKKOR-PF 100mm 1:2.5(Φ55mm)(最短1.2m)・・・絞り羽根粘り→整備完了
■MD 135mm 1:3.5(Φ49mm)(最短1.5m)

■Kodak GOLD ASA100


ミノルタX700は絞り優先AE、プログラムAE、マニュアル撮影が出来る電子シャッターのMFカメラです。
「MDロッコールで写真を撮るならあると便利だよ」とはタクヲさんの談。
しかし、正直言って電子シャッターのプラカメなのであまり興味はありませんでした。
でも、よく考えてみると露出計内蔵でまともに動くSRマウント用のカメラってウチに1台も無かったんです。
(SR-T101もTスーパーもどこかしら不調アリ)
なのでまともな露出計付きカメラとしてX700があっても良いかなー?と思うようになりました。
で、この度無事ゲット出来たので今回のテストと相成りました。

ではテストをどうぞ。


01:筥崎宮のフリマ。28mm。Pモード。

筥崎宮でフリマが行われていたのでちょいと冷やかしに行きました。晴天でとても暑い日でした。
まずはPモードで撮影。ちゃんと写っていました。

ちなみにPモードとはプログラムAEの事。カメラが勝手に絞りとシャッタースピードを決めてくれるモードです。撮影者がしなければいけないのは構図決めとシャッターを押す事だけ。超お手軽です。
ただしPモード対応レンズはMD以降のレンズになります。ボディ側からの絞り制御に対応したのがMDからだから。もちろんX-700はSRマウント機なのでMC、MDを含む全てのSRレンズが装着出来ます。でも使用出来る機能はレンズによって色々と制約があるので注意が必要です。
一覧にしてみるとこんな感じ。

■MD Pモード(o)、絞り優先AE(o)。
■MC Pモード(x)、絞り優先AE(o)。
■SR Pモード(x)、絞り優先AE(x)。
※SRレンズはMC以前のレンズの通称。
※MDにはロッコール銘の無いレンズも含む。

もちろん露出計を無視してマニュアル撮影する場合はどのレンズでも一切気にする必要はありません(笑)。

実はわしはPモード対応レンズってあまり持っていません。ちょいと数えてみたらPモード対応のSRマウントレンズって15本中3本(28、50、135)しか持っていませんでした。
基本SR-1sで使ってるんで普段はSRマウントでありさえすればMCだろうとMDだろうと全く意識しないんです。だから自然とそんなラインナップにw


02:フリマに並ぶ店。28mm。Aモード(絞り優先AE)。絞りF8。シャッター1/125秒。

人通りが途切れた一瞬を狙って道の反対側からパシャリ。
先程はPモード(プログラムAE)でしたが今度はAモード(絞り優先AE)で撮影してみました。任意の絞りに設定したらカメラが自動でそれにふさわしいシャッタースピードをはじき出してくれます。F8に設定したところ今回のシャッタースピードは1/125秒になりました。勘では1/250くらいかなぁ?と思ったのですが意外と遅いスピードでした。そして見事に適正露出。
Aモードもしっかりと機能しているようです。


03:筥崎宮。58mm。Aモード。絞りF11-16。シャッター1/500秒。

筥崎宮です。
レンズを58ミリに付け替えました。この58ミリは絞り羽が動かなくなっていましたがタクヲさんが修理をしてくれて快調になりました。写りもなかなか。MCレンズなのでPモードには使えませんがAモードは大丈夫です。問題なく機能しました。


04:おみくじ。100mm。Aモード。絞りF2.5。シャッター1/1000秒。

筥崎宮のおみくじを結ぶ場所です。
100ミリレンズに付け替え。実は我が家にある唯一の100ミリクラスのレンズがこれです。85ミリクラスと100ミリクラスのレンズって人気があるので高くて高くて。ニッコールの105ミリとかすごく欲しいのですがとてもじゃないけど手が出ません。この100ミリはジャンクで安く買いました。絞り羽が粘っていましたがタクヲさんがキレイにクリーニングしてくれて晴れて100ミリクラスのレンズオーナーになる事が出来ました。
新鮮な画角が楽しくてこのあと何枚か100ミリばっかり使ってます(笑)。


05:おみくじ(失敗)。100mm。Aモード。絞りF2.5。シャッター1/1000秒。

実は撮るつもりが無いのに撮っちゃいました。
さっきの写真のデータをメモしようと思ったらよく確認してなくて「あれ?シャッタースピードいくつになってたっけ?」と分からなくなってしまったのです。で、もう一度同じところで構えてモードや絞りを合せてたらついパシャリと(爆)。
X-700はとても使いやすいカメラですがなにぶん慣れていないもので(^_^;)


06:フリマの店先にあったカメラ、その1。100mm。Aモード。絞りF4。シャッター1/500秒。

骨董系の店で発見したカメラ。両方ミノルタで左がハイマチックE(1971)、右がユニオマット(1960)ですね。まるっきりインテリア扱いでした(苦笑)。
この写真が100mmレンズで一番寄ったところです。この100mmは古いレンズだけあって最短でも1.2メートルまでしか近寄れません。でも100mmと言う慣れない画角が楽しくて。「へぇ、こんな感じか」と近付いたり離れたりしながら色々フレーミングを試しました。まるっきり不審者(笑)。
ちなみにこの店のオモテに並べてあった箱の中からヤシカを見つけて買いました。買い物したんだからちょっとくらいの不審な行動は目をつむってくれるよね?、と心で思いつつパシャリw


07:フリマの店先にあったカメラ、その2。100mm。Aモード。絞りF4。シャッター1/500秒。

先程の店頭のカメラをちょっと引いて撮ってみました。
X-700のファインダーって結構ピントを合わせやすいです。小振りで軽いし良いカメラだと思います。さすが1981年から1999年の18年の長きにわたりロングセラーを続けた名機。それだけにプラの安っぽい触感が惜しい。金属カメラだったら良かったのに。


08:フリマの店先。100mm。Aモード。絞りF11。シャッター1/60秒。

フリマの店先の陶器の猫。
プログラムAEや絞り優先AEって本当に楽です。構図を決めてピントさえ自分で合わせれば後はほとんど何も考えなくても撮影出来ちゃう。これもあんまり考えずに適当に撮ってしまった感じですが何の問題もなく撮れてます。
個人的には露出をアンダーにしたりオーバーにしたり任意の絵作りをしようとする場合は操作がシンプルで手も慣れてるフルマニュアルカメラのほうが楽です。でも適正露出で撮りたい場合は圧倒的にオート。失敗が無い。
ちなみにミノルタのMF一眼レフでプログラムAEが出来るのはこのX-700だけだったりします。そういう意味でも貴重なカメラ。


09:日傘。100mm。Aモード。絞りF5.6。シャッター1/500秒。

フリマが行われている参道を行き交う人々が差していた日傘。
それにしても暑い日でした。日差しも強烈で最高1/1000秒のシャッタースピードじゃ足りないんじゃないか?と思いました。ってか明るい標準レンズで開放だと絶対足りなかったと思います。せめて1/2000が出ればなぁ・・・ってゼイタクか(^_^;)


10:古い三輪車。100mm。Aモード。絞りF5.6。シャッター1/500秒。

フリマではこんな物も売ってました。どーゆー人が買うんだろ。
とりあえずひとしきりフリマをウロウロして楽しかったです。期待したほどの掘り出し物は無かったけど(笑)。


11:電車の車内、その1。28mm。Aモード。絞りF22。シャッター1/2秒。

停車中の西鉄電車の車内です。
絞り込みAEで思い切り絞ってみたらどのくらいのシャッタースピードになるかな?と思って半押して数値を確かめようとしたら勢いあまってそのままシャッターを切ってしまいました(汗)。結果は1/2秒でした。そりゃ手持ちじゃ絶対ブレるって。


12:電車の車内、その2。28mm。Pモード。絞りF?。シャッター1/60-125秒。

せっかくだから同じ場所から今度はプログラムAEで絞りもシャッタースピードもカメラにお任せで撮影。そう言えば絞りがいくつになったかって情報はどこにも出ないみたいですね。さっきのブレた写真のデータと比べて想像するとF4くらいだったのではなかろーか?


13:電車の車内、その3。58mm。Aモード。絞りF1.4。シャッター1/125秒。

今度はF1.4の58ミリレンズに付け替えて開放にして絞り優先AE撮影。シャッタースピードは1/125になりました。さすがにF1.4は被写界深度が浅い。ピントは向こうに座ってる人に合わせたのにシャッターを切る瞬間に女学生が入って来てしまった><


14:吊り革と扇風機。58mm。Aモード。絞りF5.6-8。シャッター1/8秒。

停車中の西鉄電車内の吊り革と扇風機です。
手持ちでブレさせない限界が個人的には1/10秒前後です。なので1/8秒くらいになるように絞りを調節してみました。するとF5.6-8あたりに設定した時に1/8秒になりました。ある意味シャッター速度優先AE的使い方w


15:門扉の花、その1。100mm。Aモード。絞りF2.5。シャッター1/125秒。

近所に鉢植えを沢山置いている家があるのですがその家の門扉のところの花です。
ちょっと日陰になっていたので開放で撮ってみました。やはり開放はピントがシビアになります。望遠系のレンズはその傾向は特に顕著なワケです。100mmってこんな感じになるんですね。良いテストになりました。


16:門扉の花、その2。28mm。Aモード。絞りF2.8。シャッター1/30-60秒。

逆に広角だと被写界深度は深くなります。開放でもここまで合います。広角はちょっと絞ればすぐパンフォーカス(手前から奥までどこにでもピントが合ってるような状態)になります。視力の都合でピント合わせに自信が無いので超広角のパンフォーカスは本当に気が楽。24mmのロッコール欲しいなぁ(高い)。


17:門扉の花、その3。28mm。Aモード。絞りF22。シャッター1/2秒。

「絞ってパンフォーカスにするとピント合わせに気を使わなくていいから楽」とは言ったものの絞り過ぎるとこうなります。シャッター速度が遅くなりすぎてブレちゃった。絞ると当然暗くなり適正露出を得るためにシャッター速度は遅くなるのです。AEも思った通りに操ろうと思ったらなかなか難しい。露出補正機能を使えばいいんだろうけどまだまだ使いこなせません。ってか、そーゆー細かい設定が必要な時はマニュアルでやったほうが早いw


18:蔦とビルと夏の空、その1。28mm。Aモード。絞りF8。シャッター1/500秒。

近所の蔦の生えたビルです。
ほぼ順光。キレイに写っています。


19:蔦とビルと夏の空、その2。28mm。Aモード。絞りF22。シャッター1/30秒。

若干逆光。
明るい部分と日陰が半々くらいあってカメラ的には測光が難しかったはずですがまずまず無難に撮れています。


20:近所の民家。28mm。Aモード。絞りF8。シャッター1/250秒。

思い切り逆光。
太陽はギリギリ入るか入らないかくらいでしたが盛大なフレアとゴーストが発生。フードして無かったからなぁ。バルサム切れも多少影響してるのかな?。まぁ、こんな写真もアリだとは思うけど。そのうちフードのアリとナシの実験もしてみようっと。


21:日没後の空。135mm。Pモード。絞りF?。シャッター1/8-15秒。

日没後ちょっと経って段々と闇が濃くなって来る頃の空。
「そう言えば135mmもプログラムAEに対応してるレンズがあったよなぁ」と思い出し試す事に。
プログラムAE。手持ちで撮ったのは失敗でした。ブレちゃった。


22:暮れ行く近所の道、その1。135mm。Aモード。絞りF11。シャッター1秒以下。

先程は明らかにブレたような気がしたので今度は三脚を使いました。
しかしやはりブレてる。多分シャッターを押した時の震動のせいです。


23:暮れ行く近所の道、その2。135mm。Pモード。絞りF?。シャッター1秒以下。

次に三脚だけではなくセルフタイマーも併用して極力震動を与えないようにして撮影。1秒以下のシャッタースピードでしたがブレてません。成功。


24:暮れ行く近所の風景。28mm。Pモード。絞りF?。シャッター1秒以下。

ラストにまた28mmに付け替えて撮影。多分シャッターは3-4秒開いてたと思います。なんだかデジカメで長時間露光した時のような絵になりましたw。
マニュアルでも1秒以下が任意に使えたらいいのになぁ。

以上。



【分かったこと】

・X-700は使える!(と、思う。慣れればきっと。)

・オート露出は便利だ!(無難に撮りたい時はね。)

・100mmは楽しいぞ!(汎用適正も結構ある気がする。)

そんなところですかねー。
それにしてもオートは簡単で便利ですねぇ。頼り過ぎると絶対魂抜かれる。気を付けろ!(笑)。
ってか、実際は逆に露出計ナシのフルマニュアル撮影の楽しさも再認識する事が出来ました。あれやこれや迷いながら工夫するのが写真撮影の楽しさの重要なファクターのひとつなんだなー、と。
どうしても失敗出来ない、あるいは優等生的な写真が必要な場面では大活躍しそうです。
(SRレンズを使うそんな場面が果たしてあるのかどうかは別にして)


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投稿者: hassei 日時: 2010年08月18日(水) 18:00

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