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おっさんかも・・・
最近「青空のルーレット」と「結婚しようよ」を観ました。
前者は窓拭きの仕事をしつつバンドやイラストレーターの夢を追う若者達の物語。
後者は歌を捨ててサラリーマンとなり家庭一筋で生きて来た男が自らを省みる物語。
わしは後者のほうが面白かった。
と言いますか「青空のルーレット」のバンドの音楽がまったく魅力的でないの。
薄っぺらい歌詞と魂のこもらない歌声。
そのバンドの演奏に感動して涙を流す女性が登場するんだけど、肝心の音楽に乗り切れないのでなんかシラケちゃって・・・。
ま、今風の流行り系音楽なのかも知れないけど。
わしにはピンと来なかった。
一方「結婚しようよ」はその名のとおり吉田拓郎さんのナンバーが目白押し。
最初から最後まで拓郎ナンバーオンパレードです。
もうハートにビンビンきまくり。
特別拓郎さんの大ファンだってワケでもないんですが、どの曲も知ってるんですよねぇ。
アレンジとかカバーの仕方も物語に合ってたし。
「青空のルーレット」が20代の物語なら「結婚しようよ」は50代の物語です。
年齢的には若干20代のほうに近いワケだけど、どちらがより楽しめたかと言えば明らかに後者。
わしっておっさんか!
いや。
おっさんなんですけどね(笑)。
大体小さな頃からおっさん臭かった。
当時、同年代の友人より近所のご年配とのほうが仲良しさんが多かったくらいだし。
周りの友達がチェッカーズだそうろうのと言ってた頃にミカバンドだはっぴいえんどだ遠藤賢一だと言ってましたし。
幼稚園の頃から藤山一郎や笠置シヅ子が大好きだった。
それっておっさんと言うよりむしろジジイじゃん!(爆)。
藤山一郎なんて昭和一ケタ台からヒット飛ばしてた人ですよ。
両親もまだ生まれていない(^_^;)
タイトル「おっさんかも・・・」にしましたが訂正します。
「ジジイかも・・・」です(爆)。
そう言えば周りが洋楽を聴き始めだした頃みんなは「ボンジョビ」だとか「ミスタービッグ」だとか騒いでたけど、わしとごく一部は「ジミ・ヘンドリックス」「ジャニス・ジョップリン」とか60〜70年代の洋楽ばっかり聴いてたなぁ。
ま、小学生低学年の頃から「ポール・アンカ」だの「シナトラ」だの言ってたから随分リアルタイムに近付いてはいるんですよ。
50年代から70年代に20年も!(笑)。
引っ越しも映画感想も(T▽T)
「今年こそ今年観た映画の感想を全部書いてアップするぞ!」
と目標を立てたものの、現時点で1月分5本がまだ書けていません。
2月に至ってはまだ1本も書けていません(T▽T)
こうやってどんどん溜まっていくんだよなぁ。
印象が薄れないうちに書きたいんだけど、引っ越しとか色々あるしなぁ。
ところで現在映画情報サイトの『シネトレ』さんが公認ブロガーを募集しています。
公認ブロガーになると試写会とか優先的に行けるらしい。
実は最初怪しいサイトかと警戒してたんですよ。
ほら、試写会で釣って高いツボを買わせるとか。
現在サイト・リニューアル中とかで利用してるのがアメブロだったりするし(笑)。
個人的にもついこないだヤフオクの次点詐欺に引っ掛かったばっかりだし。
警戒心も高くなるってもんです。
ネットはコワイコワイ。
でもシネトレさんはちゃんとしたまともなところみたい。
なにしろ先月観賞してとても良かった作品「ジプシー・キャラバン」の監督さんのインタビューも載せてるし。
基準はソレか!(爆)。
いやいや。
メールでの対応も真摯だったし。
公認ブロガー、応募してみようかなー。
もちろん、福岡での試写会は滅多にないとは思うけど(笑)。
しかし、こんな映画だけじゃないブログでもええんでしょうか(^_^;)
■08年2月の映画マラソン
月に一度の心の栄養補給。
毎月1日の映画サービスデーに行う映画マラソン。
1月の元旦はさすがに決行しなかったので2月が今年最初の映画マラソンです。
今回は午前中どうしても時間が取れずに午後からの4本だけになりました。
普段よりちょっと少なめで残念でした。
でもなかなか良い作品が多くて充実していました。
今回のラインナップは以下の通りです。
26■ヒトラーの贋札
27■レディ・チャタレー
28■子猫の涙
29■シルク
「ヒトラーの贋札」
大戦中に強制収容所でニセ札作りに従事させられたユダヤ人たちの物語。自らが生き延びるにはニセ札を作らざるを得ないけど、それはナチを利する事にもなるワケで。その板挟みと厳しい収容所生活が物語の目玉です。戦争の無情さがとても良く伝わってきました。しかし重厚なテーマとはうらはらにとても観やすいエンターテインメント作品として成立しています。主人公は一体どうやって生き延びるのだろう?とハラハラドキドキしている間にアッと言う間に過ぎた二時間でした。面白かった!
観終った後で気付いたのですがそう言えばアカデミー賞の「外国語映画賞」にノミネートされていた作品でしたね。
浅野忠信さんの「Mongol」のライバルかー。
なかなかの強敵ですな。「レディ・チャタレー」
D・H・ロレンスの小説「チャタレー夫人の恋人」の何度目かの映像化です。今までの作品を全部観ているワケではありませんがそれらと比べても悪くない出来だったと思います。昔から不貞とかワイセツとかそっち方面で話題になる作品ですが、ちゃんと硬派な内容も含んでるんですよね。階級制社会に対する疑問符とか。プライドとか生きる事とか。正直今回官能面では大した事は無かったと思うのです。でも心理描写とかきっちりしてあったし物語もうまくまとまっていました。ときどき黒いバックに文字で説明が入るのが流れが切れる感じがして多少気になったけど。全体を通してまずまずでした。「子猫の涙」
メキシコオリンピックのボクシング銅メダリストの森岡栄治さんの実話を元にした物語。栄光の後の転落。そしてその後の物語を娘さんの視点から描きます。その娘役の藤本七海さんがとてもよく頑張っていらっしゃいました。彼女のナレーションで物語がサクサク進んでイイ感じでした。「映画は映像で語らなくちゃ!」「言葉で説明してどうするよ!」って言う意見もあると思いますが、それで分かりにくくなってたり、伝わらない映画よりかは全然良いです。森岡栄治さんを演じた武田真治さんもなかなか頑張っていらっしゃいました。ちゃんとボクサーに見えました。「シルク」
19世紀、蚕の卵を求めてフランスから日本を往復した男の物語。男は美しい妻がいて彼女の事を愛しています。でも日本で出会った女性の事が頭から離れません。物語のメインはその男の心理でしょうか。厳しくも波乱万丈に富んだ行程であっただろうにその描写はほとんど無いに等しいです。だからくれぐれもシルクロード冒険譚だと勘違いして観に行かないように!(笑)。幕末の日本の描写もこれはこれでアリかな。結局主人公の男のファンタジーだったと理解すれば納得がいきます。彼にとって日本は非現実の幻想そのものだったのでしょう。リアル(国と妻)がありながら男ってバカだねー(笑)。
・・・と、こんな感じでした。
なかなか粒選りでどの作品も楽しめました。
ちなみに先月(1月)全体で観た作品は以下の通りです。
1■ダーウィン・アワード
2■once ダブリンの街角で
3■エンジェル
4■ウェイトレス おいしい人生のつくりかた
5■M
6■劇場版BLEACH ブリーチ The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸
7■ルイスと未来泥棒
8■フライボーイズ
9■銀色のシーズン
10■ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE
11■シナモン the movie(同時上映)ねずみ物語 ジョージとジェラルドの冒険
12■ペルセポリス
13■再会の街で
14■サディスティック・ミカ・バンド
15■人のセックスを笑うな
16■ジプシー・キャラバン
17■北辰斜にさすところ
18■ジェシー・ジェームズの暗殺
19■ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
20■君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956
21■Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!
22■スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
23■魁!!男塾
24■28週後...
25■陰日向に咲く
以上25本です。
前半風邪でくたばっていて始動が遅くなったわりには後半で本数稼いだ印象です。
映画ってば風邪で寝ててもまってはくれませんからね。
すぐ上映期間は終っちゃう。
1月は終るギリギリに慌てて観に行った作品や結局見逃した作品も多いです。
やっぱり健康が一番です。
さて、この中でオススメを上げていきましょう。
まず、一番は「ペルセポリス」です。
内容濃かった!。是非皆さんも劇場でご覧下さい。
他にオススメは「サディスティック・ミカ・バンド」「ジプシー・キャラバン」の二本の音楽系ドキュメンタリー映画。それと「ウェイトレス おいしい人生のつくりかた」「再会の街で」「人のセックスを笑うな」「北辰斜にさすところ」「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」「28週後...」「陰日向に咲く」あたりです。
一方ダメダメ作品は「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」でした。
さて、今回は参考になりましたか?
少しでもみなさんの参考になれば幸いですm(__)m
「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」の感想
(08年1月鑑賞)シネ・リーブル博多駅
「ハンガリー動乱とオリンピックをモチーフに描かれた自由への讃歌です。」監督:クリスティナ・ゴダ。出演:イヴァーン・フェニェー 、 カタ・ドボー 、 シャーンドル・チャーニ 、 カーロイ・ゲステシ 、 イルディコー・バーンシャーギ 、 タマーショ・ヨルダーン、ほか。
冒頭のモスクワでのロシア贔屓審判のシーンでは思わず北京オリンピックハンドボールアジア予選(時事ネタ)を思い浮かべてしまいました(笑)。
だから最初はそんなハンディがあっても戦い続けて最後には勝利を得るスポ根ストーリーなのかな?と思いました。宣伝を観た時はオリンピック選手が水球を取るか恋人を取るか?ってメロドラマかと思っていましたし。
でもどっちでもありませんでした。もっと大きな物語でした。自由を得る為の戦いと時代に翻弄される家族や恋人たちの物語。
と言ってもそこまで堅かったり重た過ぎたりはせずあくまでエンターテインメントになっていて観やすい作品でした。面白かったです。
なんとなく普通に享受している自由とか平和が全然普通じゃないんだと再認識させられました。
「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」の感想
(08年1月鑑賞)シネ・リーブル博多駅
「けっこう好き!。全然期待してなかったんだけど面白かったです。関さん、かーっこいい!。」監督:北村拓司。出演:市原隼人 、 関めぐみ 、 浅利陽介 、 三浦春馬、板尾創路、野波麻帆、新上博巳、ほか。
チェーンソーの怪人が登場する時の前触れが良いんですよねぇ。突然チラチラ雪が降って来たかと思ったらフッと停まってゴオオオーッと逆巻いて。で、キリッとした顔立ちでスラッと長身の関めぐみさんの立ち回りがこれまた絵になるんだ。
どうしても倒せないチェーンソー男なんかが出てくるからアクションとかホラーかと思ったら大間違いでした。かなり王道の青春映画。メタファーに気付くと「ああ、そう言う事だったのかー」と。
実はハズレ系のB級っぽい印象でまったく期待してなかったんです。でも観たら意外に良くて・・・。
お気に入りの関さんが出てなかったらヘタしたら観なかったかもしれない、と思ったらゾッとします。いや。出てなくてもわしの事だから一応観たとは思うけど(笑)。
やっぱり食わず嫌いはいけません。勝手な印象に左右されずにとりあえずは何でも観る!。コレです。映画は観ないと分からない。今回つくづくそう思いました。
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「ジェシー・ジェームズの暗殺」の感想
(08年1月鑑賞)中洲大洋
「ジェシー・ジェームズとその心棒者の心の動きがとてもよく描かれていました。若干地味で上映時間も長めですがまずまずの作品だったと思います。」監督:アンドリュー・ドミニク。出演:ブラッド・ピット 、 ケイシー・アフレック 、 サム・シェパード 、 メアリー=ルイーズ・パーカー 、 ポール・シュナイダー 、 ジェレミー・レナー、ほか。
南北戦争後にアウトローとして名を馳せたジェシー・ジェームズとその手下ロバート・フォードの人物に焦点を当てたドラマです。
今回のジェシー・ジェームズ役でヴェネチア国際映画祭主演男優賞を受賞したブラッド・ピットの演技が話題になりました。確かに良い演技でした。個人的にそこまで名演技かな?と思ったけど(笑)。
しかし作品はなかなか良かったです。登場人物それぞれのロジックと思惑がきっちり描かれていて、何故そう言う結末に至ったか?という過程が見事に表現されていました。なかなかの心理ドラマになっていたんじゃないでしょうか。
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「北辰斜にさすところ」の感想
(08年1月鑑賞)ソラリアシネマ
「意外と良かったです。大戦前後の旧制高等学校の雰囲気がとてもよく出てました。」監督:神山征二郎。出演:三國連太郎、緒形直人、林隆三、佐々木愛、和田光司、林征生、清水美那、大西麻恵、神山繁、北村和夫、滝田裕介、土屋嘉男、坂上二郎、山本圭、ほか。
熊本(五高)と鹿児島(七高)のライバル校同士が因縁の決着をつけるべく野球の試合の企画をします。その平成14年に行われた「五高七高対抗戦百周年記念試合」にまつわる物語。50年前の伝説のエースを三國連太郎さんが演じています。
それにしても昔の日本の若者の熱い事、熱い事!。旧制高校と言うのは今で言う大学なんですがまるっきり体育会系で笑っちゃいました。そして学生達の志しが皆高いんですよねぇ。戦争と言う時代の流れに翻弄されつつも勉学とスポーツに没頭し尚且つ青春を謳歌していた学生達。今の無気力な若者(わしも含めてね)に観せて喝を入れたい感じでした。そんな彼らも現在は黄昏の世代なワケですが今の若者達よりよっぽど生きている感じがします。
ところで劇場は年配の方々で満員でした。観客の平均年齢調べたらエライ事になってたと思います。多分大戦前後に青春時代を送った人々が大挙して押しかけていたんだと思います。正直ここまで極端な観客層も久々でびっくりしました。上映終了後「わたし二度目ばい」とか「(内容が)よう分かった」と言う話し声も聴こえてきました(笑)。
そうそう。
九州弁全開なんで福岡の人には馴染も深かったんでしょうね。
実はまったく食指が動かず、期待を少しもしていなかった作品だったんです。でも面白くてラッキーでした♪
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(08年1月鑑賞)KBCシネマ
「ジプシー音楽を知らない人には入門にうってつけの作品。音楽好きは観る価値アリ。」監督:ジャスミン・デラル。出演:タラフ・ドゥ・ハイドゥークス、エスマ、アントニオ・エル・ビバ・フラメンコ・アンサンブル、ファンファーラ・チョクルリーア、マハラジャ、ジョニー・デップ、ほか。
音楽好きはもちろんロマ(ジプシー)の事を知らない人にも観て欲しい作品です。
ロマをルーツに持つスペイン、ルーマニア、マケドニア、インドの5つのバンドが行った北米ツアーの模様を収めたドキュメンタリー映画です。それぞれの地元の映像と本人たちの貴重な証言も満載です。そしてなにより音楽が素敵。迫害の歴史の中から生まれた悲しみの音楽のはずがどうしてこんなに生き生きして聴こえるのでしょうね。やっぱり音楽っていいな!
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