300[スリー・ハンドレッド]の感想

(07年5月鑑賞)試写会(エルガーラホール)
「多勢に寡兵で立ち向かい善戦する精鋭たち。そーゆーシチュエーションって燃えますよね!(笑)。映像はシン・シティ(原作者が一緒)のように一種独特な雰囲気があり好みは別れるかもしれません。個人的には嫌いじゃなかったです。」監督:ザック・スナイダー。出演:ジェラルド・バトラー 、レナ・ヘディ 、デヴィッド・ウェンハム 、ドミニク・ウェスト 、ミヒャエル・ファスベンダー 、ヴィンセント・リーガン 、トム・ウィズダム 、アンドリュー・プレヴィン 、アンドリュー・ティアナン 、ロドリゴ・サントロ 、マリー=ジュリー・リヴェス 、スティーヴン・マクハティ、ほか。原作:フランク・ミラー 、リン・ヴァーリー。

チラシ 

今年に入って全然試写会に当たっていませんでした。でも年が半分過ぎようかと言う頃になってようやく当たりました。当選確率悪過ぎです。例年なら少なくとも4〜5回は当たってる時期なのに・・・。
ちなみに主催はTNC(CX系テレビ局)さん。この春まではTNC放送会館にはマニアックな映画を上映してくれるシネサロン・パヴェリアって映画館があったのですが、残念ながら閉館しちゃったんです。今回の試写もエルガーラだし、本当に百道に行く用事がなくなっちゃいました。
ま、それはともかく久々に試写会が当たって有頂天。しかも観たかった作品。嬉しいです。

さてさて、本題です。

この「300(スリーハンドレッド)」という作品は、あの有名な「テルモピュライの戦い」を題材に描かれたグラフィック・ノベルが元になっています。そしてタイトルの300はスパルタ王レオニダスの率いる重装歩兵の数です。この物語はたった300の寡兵で何万というペルシャ軍に立ち向かって行った男達の物語です。

300対数万!

いやぁ。それだけでワクワクです。「桶狭間の戦い」とか「長坂坡の戦い」とか燃えませんか?(笑)。あるいは「木崎原の戦い」(3000対300)とか。
このテルモピュライの戦いでは、歴史家ヘロドトスによるとスパルタ重装歩兵300人を含むギリシア部隊はたった5200人だったそうです。で、ペルシャ軍はなんと21万人!。普通戦いになりゃしませんよ。でも、スパルタの精鋭たちは大軍が充分に力を発揮できない地形を選び徹底抗戦するワケです。まさに長坂橋に仁王立ちする張益徳ですよ!。

一応細かい伏線とかストーリーとかもあるんですけど、とりあえずメインはバトルです。男たちの躍動する筋肉。火花を散らす槍と剣。はっきり言うと物語よりも映像を楽しむ系の作品だと思います。でも個人的にはあまりゴチャゴチャしてない物語も好きだったな。歴史を知らない人はデルフォイの神託とか政治のシステムとか何ソレ?って感じだろうけど(笑)。

実は先頃観賞した「墨攻」にもこう言う系統の作品を期待してたんです。そしたらキャラが全然はっきりしないし、中途半端なラブストーリーとか盛り込んであるし、なんかイマイチだったんです。大軍に寡兵で抵抗する!という肝心な部分の面白さが全然伝わって来ない。その点この「300」は立派でした。どうやってあの大軍を防ぐんだろう?。結果はどうなるんだろう?とドキドキ。まぁ、史実通りだろうから結果は分かってるワケですが(笑)。
そう言えば「硫黄島からの手紙」も寡兵で徹底抗戦する物語ですよね。描こうとしてる物は全然違うけど。
やっぱり極限状態ってのはドラマを作りやすいんでしょうね。

あと、目玉は独特な映像でしょうか。実写なんですけどかなりゲームやアニメ寄りなイメージ。原作者がシン・シティのフランク・ミラーさんなだけあります。

ただ・・・。映像自体はキライじゃなかったものの、わしは目が悪いので白っぽい画面がバックの時の字幕がほぼ全滅でした。全然読めないんです(T▽T)。結構あるんですよね。読みにくい字幕の作品って。字幕に影か輪郭を付けてくれればいいのに!といつも思います。

追記:
ふと思ったのですが、舞台を惑星クロノスにしてスパルタ人の額を隆起させたらまんまクリンゴン英雄譚になりそーな物語ですよね。スパルタの価値観の描かれ方が、かなーりクリンゴン的なんですよ。良くも悪くも(笑)。幼少の頃からスパルタ式で武芸を叩き込まれるし。名誉を尊び、死よりも戦えない事を恐れる民族性。おまけに最高評議会と僧院の陰謀とかって図式もデルフォイとスパルタ王の図式と似てなくもないし。賄賂好きな恥知らずなクリンゴンもいましたよねぇ。

そのうち誰かが「今日は死ぬには良い日だ!」なんて台詞を言い出してもおかしくない雰囲気でした(笑)。


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投稿者: hassei 日時: 2007年05月23日(水) 12:52

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from C note

ぃやっほーぃ!先行上映万歳!!すごーく楽しみにしてた作品を少しでも早く観られる [詳しくはこちら]
トラックバック時刻: 2007年06月06日(水) 11:39

» 300
from 山羽のつぶやき

昨日の映画の感想です。パソコンの調子が悪かったり、謎の関節痛で苦しんでたりしてすっかり遅くなってしまいました(汗)まずはストーリーですが、ペルシア軍が攻め... [詳しくはこちら]
トラックバック時刻: 2007年06月24日(日) 22:14

記事「300[スリー・ハンドレッド]の感想」へのコメント▼

最近の字幕って、活字がほとんどですよね
手書きの、独特な書体の字幕って、いつの間に消えちゃったんでしょう???
英語が解って字幕が不要だったらどんなにいいかと思ったりもします

でも、英語できる人は、字幕と実際のせりふの違いが気になっちゃうらしいですよ

あ~よかった、英語わからなくて(つよがり)

投稿者 ゆうこりん | 2007年05月23日(水) 17:26

手書き風のフォントも意外と健在ですよ〜。
でも確かに以前と比べたら若干減ったかもしれません。
外国語が分からない者にとっちゃ字幕は本当に重要ですもんね。
読みやすい字幕ばっかりになってほしいです。

そういえばバベルは見事、日本語にも字幕が付きました。
これで聾の方が見てもバッチリです。
良かった(^^)v

それと、字幕関連でここ数年でよく思うのが「根本理恵さんってスゴイ!」って事です。
韓国映画を観るとものすごい確率で根本さんの字幕なんですよ〜。
英語における戸田奈津子さんも裸足で逃げ出す勢いです。

投稿者 発生 | 2007年05月23日(水) 20:17

僕はDVDで日本語吹き替えと字幕のギャップを楽しんだりします。
簡単な英語なら多少聞き取れるようにはなってるのですが、長台詞とかになるとさっぱり妖精がやってきます。
ちなみに根本さんは知らなかったですね(-_-;)
戸田さんはよく見ます(笑)

投稿者 山羽 | 2007年05月23日(水) 21:18

吹替えと字幕もかなり違いますよね。
それにしても多少でも英語が聞き取れると言うのはスゴイです。
うらやましい〜。
字幕は無いに越した事ないんですよね。
言葉さえ分かれば!
たまーに、日本語でも聞き取りにくい台詞があって字幕が欲しい、と思う事ありますが(笑)。

それにしても根本理恵さんはスゴイよー。
韓国映画の字幕は大抵この人ってイメージ。
英語だったら戸田さん以外にもよく見る名前として「林完治」さんとか「松浦美奈」さんとか「岡田壮平」さんとか、パパパッと何人も頭に浮かぶのですが、韓国語だと今のところわしは根本さんだけです。
ま、観てる絶対量が少ないって事もあると思いますが(^_^;)

投稿者 発生 | 2007年05月24日(木) 00:21

こんばんは!先行上映で観てきました。
『シンシティ』ほどではないものの、これもかなり気に入りましたよ!
一応歴史を元に作られているお話だけど
そういうの関係なしに、ミラーワールドを満喫いたしました。

そうそう!『墨攻』にもこれぐらいいさぎよくあってほしかったですよね~
よけいなメッセージとか入れなくていいから(笑)
クリンゴンはスパルタ人をモデルにしてるのかもしれませんね!

投稿者 kenko | 2007年06月05日(火) 22:30

おお。ご覧になりましたか。
正直、好き嫌いの極端に別れる映画だと思います。
でも「シンシティ」好きのkenkoさんならきっと気に入ってくれるものと思っていましたよ〜(笑)。

クリンゴンの成人の儀式ってとても儀礼的で「静」な感じなんですけど、300ではケモノと戦ってましたよね。クリンゴンよりむしろワイルドかも(笑)。
でも実際のスパルタはさらに過激なんですよね。確か農民奴隷を殺す事でようやく一人前と認められるはずです。人殺しが成人の証しって文化もそうそうないですよー。さすがスパルタ。
それを思うと実際のテルモピュライは映画よりもっとさらに凄惨な戦いだったんじゃなかろーか?なんて想像までしてしまいます(笑)。

投稿者 発生 | 2007年06月06日(水) 00:55

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