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「ラストキング・オブ・スコットランド」の感想
(07年3月鑑賞)天神東宝
「内容濃かった。社会派だけど全然理屈っぽくなくて感覚に直に訴えかけてくる物がありました。軽佻浮薄な青年医師が「あれれ?」と思い始めるあたりからもうハラハラドキドキ。面白かったです。」監督:ケヴィン・マクドナルド。出演:フォレスト・ウィッテカー 、ジェームズ・マカヴォイ 、ケリー・ワシントン 、ジリアン・アンダーソン 、サイモン・マクバーニー 、デヴィッド・オイェロウォ、ほか。
わしの得る映画の情報って劇場で観る予告編くらいだったりします。とりあえず上映してる作品を選り好みせず片っ端から観るので映画の情報って必要ないんです。だから予告編で観なかった映画って全然内容知らずに観たりします。この作品も内容など全く知らず「そういえばアカデミー賞で名前をチラと見掛けたな」くらいで観ました。そんなワケでタイトルしか知らないような状態でしたので、勝手に「スコットランドのお話しかな?」と思ってました。そしたら全然違った!。ウガンダの話しだった(笑)。
物語は1971年、医学校を卒業したばかりのスコットランド人ニコラスがウガンダに医師として赴任するところから始まります。以降、ニコラスを狂言回しに実在した大統領「アミン」の実情を描いていきます。
恥ずかしながら現代史にイマイチ明るくないわしは、アミンと言う存在の事を殆ど知りませんでした。記憶の片隅に名前だけがおぼろげに残っている程度。だからウガンダの情勢を全く知らずに赴任したニコラスとほぼ同じ状態で映画に接する事になりました。
最初の印象からどんどん変化していくアミン。ズルズルと大変な事に巻き込まれていくニコラス。いやー、面白かった!
帰宅後にアカデミーの何を受賞してたんだっけ?と確認したらアミン役のフォレスト・ウィテカーが主演男優賞に輝いているではありませんか。さもあらん。次々に印象を変える大統領を大変見事に演じていましたもん。度量の広い魅力的な人物かと思えば、次の瞬間には狭量で人間クサイ小物に見えたり。実にウマイ。彼の演技を観るだけでも劇場でお金を払って観賞する価値があるってもんです。
で、もちろんストーリーも面白い。
一応実在の人物がモデルだし歴史の事実にもそれなりに即してるんでしょうけど。ほら、個人的にそんなの全然知らないから。先の読めない展開にハラハラドキドキ。もう普通にエンタテインメント性たっぷりの社会派サスペンスとして観れました。
わし、頭悪いから気がついたらついつい「これは正義?これは悪人?」「味方なの?敵なの?」と、頭の中で勝手に区別しちゃって観てる事が多いんです。そーゆー人間関係の単純な図式って物語に安定感を出しますからね。人間って安定を求めるものでしょ?。つまり水戸黄門は「光圀ってもしかして悪者?」なんて余計な心配をせずに安心して観れるのが良いワケです。実際映画ではそれが良い場合も多いです。正義の味方が色々ピンチに陥りながらも最後には勝つ。爽快じゃないですか。でも、人間勝手なものでそう言う展開ばっかりじゃ飽きるんです。簡単な図式にあてはめられない物語や登場人物が生み出す不安感。それに翻弄されるのもまた快感ってワケ。
今回、事前情報ほとんど知らなかったから、まさに制作者の思うがままに翻弄されちゃったんですよね。
いやー、心地よかったです。
なかなかオススメです(^^)v
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投稿者 kenko | 2007年05月15日(火) 20:39
kenkoさん、ごめんなさいねー。サーバー引っ越しのどさくさで書き込みが消えてしまって、こんな形でしか元に戻せませんでした(^_^;)
それにしても、確かにアミンってわしも最も苦手なタイプの人間です。映画だから楽しく観れましたが実際身近にいたらすっごいストレスでしょうねぇ。身近にいなくて良かった!・・・ってか、あんな人そうそう居たら困りますよね(笑)。
それにしてもウィッテカーさんは刑事ドラマの地味な刑事とか、警備員とか、そんな脇役ばっかりのイメージがあったからびっくりでした。
実力のある方だったのね〜、と改めて脱帽です。
投稿者 発生 | 2007年05月16日(水) 02:07