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「あるいは裏切りという名の犬」の感想
(07年2月鑑賞)シネ・リーブル博多駅
「シブイ。人間くさいキャラが良い。全体の雰囲気もいい感じ。『権力志向者と実直な正義漢とのこじれ』って映画では良くあるパターンだけど、これが実話が元だってのだからびっくりです。」監督:オリヴィエ・マルシャル。出演:ダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、アンドレ・デュソリエ、ヴァレリア・ゴリノ、ロシュディ・ゼム、ダニエル・デュヴァル、ほか。
なんか、ちょっと欲張って盛り込み過ぎたかな?って感じと、細かいところのツメが甘いなー、ってのはあるんです。
でも、それらに目をつぶっても面白い!
組織内の二つの部署の仲があまり良くないって図式はありふれた物です。出世欲の強い人間とそれに対立するグループの構図もしかり。だけどそんな基本がはっきりしてるから良いんですよね。そのお蔭で、ともすると複雑になりそうな人間関係も混乱せずに把握できました。実は顔の判別が苦手なわしは、まだキャラがつかめてない冒頭では似たような人が何人かいて混乱しかけたんです。でもそんな感じですぐに持ち直しました。あとはもう物語にグイグイと引き込まれて行ったような次第です。
ちょっとしたボタンの掛け違いからどんどんと悪い方向に転がって行く様が面白かったです。ネタバレになるから言いませんけど決着の付き方も溜飲を下げました。フランス映画なんですが、かなりハリウッドとかエンタテインメントを意識して娯楽大作に仕上げようとしてる感じがしました。それでもやはり他にはない独特な雰囲気は出るんですよね。ハリウッドでデ・ニーロがリメイクする事が決定したみたいですけど、どうなるのかなー。
なんちゅーかね。一本スジの通ってる主人公がカッコ良かった。シブイ。
あと一歩で大好きな刑事ドラマ「ホミサイド殺人捜査課」の域と言って良いでしょう。
これはわし的にはかなりの賛辞です。
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