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「ダーウィンの悪夢」の感想
(07年1月鑑賞)KBCシネマ
「ちょっと食い足りなかった!。でも結構衝撃的な内容もありました。ある一面が強調されてるとは思うけど、事実の一端であることは間違いないんだろうな。色々考えさせられます。」監督:フーベルト・ザウパー。編集:デニーズ・ヴィンデフォーヘル。
タイトルだけだと環境問題とか生態系の破壊問題など科学系のドキュメンタリー映画っぽいけど全然違います。大きく言えば環境問題なのかもしれないけど・・・むしろ貧困とか戦争とか政治とか社会問題系のドキュメンタリー作品です。
ビクトリア湖は元々豊かな生態系を誇っていて「ダーウィンの箱庭」と呼ばれていました。外来魚問題から端を発する問題を色々クローズアップしていることからその呼び名をもじって付けられたのが「ダーウィンの悪夢」と言うタイトルです。だから直接、生物学は関係ないのです。
ま、そのあたりは予告編とかちょっとした情報とかで観る前から分かっていたのでその点でガッカリする事はありませんでした。しかし期待があまりに大き過ぎたせいか、そこま物凄く良い作品とも感じませんでした。もちろん衝撃的な内容もあるし、初めて知る事実もあるし、まずまずの作品であった事は確かです。ただ、昨年あたりから優秀なドキュメンタリー作品を立て続けに観ているせいか目が肥えた状態なんですよね。「タッチ・ザ・サウンド」「マーダーボール」「めぐみ」「ジャンプ!ボーイズ」「ヨコハマメリー」「ダスト・トゥ・グローリー」などに比べると若干見劣りしちゃって。
主張は分かりやすいんだけど・・・。どこが物足りなかったのかなぁ。掘り下げ方かなぁ。編集かなぁ。
でも決して悪い作品ではないのでご覧になっても損はないかと。
とりあえず、スーパーの鮮魚コーナーで時々見掛ける「ナイルパーチ(アフリカ産)」(スズキあるいは白スズキと表記される事もある)を手に取る時、今までにない感慨を抱く事になるのは間違いないでしょう。
それにしても、必至に生きてるだけのナイルパーチが一方的な悪者みたいな描き方をされているのは若干カワイソウな気がしましたねー。だって元々放流したのも人間ですしね。結局人間に文字通り食い物にされてるワケだし。もちろん色々な弊害は理解しましたけど。
人間ってなんて勝手な生き物なんだろう。・・・そんな感想持ちました。
考えてみたら食卓に上る食材のひとつひとつ、身の回りにあふれ返る物のひとつひとつ、ありとあらゆる物に様々な物語が隠されているんですよね。そういう意識を改めて思い起こす事になった、と言う点がこの作品を観て一番良かった点かなー。
監督の問題提起ズバリじゃなくて間接的な事で申し訳ないけど(^_^;)
追記:
ああ。色々考えてたんだけど、ひとつ分かった。少し視点に下世話なところがあるんだ。NHK的でなく民放的と言うか。そこが好みの分かれるところなんだな。わしの好みとはちょっと違ったんだ。でもそこが良いと思う人もいるだろうな。
ほら。わしって地味好きだからあんまりキャッチーだったり狙い過ぎだったりすると多少引いちゃうんですよ(^_^;)この作品は個人的にさりげなさより大げさが目立って映ったのかもしれないなー。
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