
(05年3月鑑賞)
「このままずっと続いてほしい!まさにフェスティバル・エクスプレスで旅をしたスーパー・アーティストたちと同じ気持ちになりました。ああ、早くも今年のトップ10映画に出会ってしまった気がします。」監督:ボブ・スミートン
出演:ジャニス・ジョプリン、グレイトフル・デッド、ザ・バンド、マシュマカーン、バディ・ガイ・ブルース・バンド、フライング・ブリトー・ブラザーズ、シャ・ナ・ナ、イアン&シルヴィア&グレイト・スペックルド・バード、ケン・ウォーカー、ほか。
2005年、34本目の劇場鑑賞作品です。先日観たラモーンズの「END OF THE CENTURY」やカップスの「ザ★ゴールデン★カップス ワンモアタイム」など、今年も音楽系のドキュメンタリー作品が豊作の様子。うれしいことではありませんか!。さて、このフェスティバル・エクスプレスはと言うと・・・。
いやはや、良かった!。同時代のロックフェスでもウッドストックは沢山のフィルムが公開され音源も文献も山のように出回っています。でもフェスティバル・エクスプレスはと言うと今まで皆無に等しい有り様でした。伝説でのみ語られ、その実態はほとんど分からなかったわけです。その貴重な様子が2005年にもなって劇場で公開されようとは!。もう上演時間中ずーっとゾクゾクしっ放しでした。
だってだって、最盛期のデッドにバンドにジャニスですよ!?。特別列車でカナダを5日かけて横断しながら各地で大規模なライブを行う。ああ、想像しただけでワクワクしませんか?。作品はライブの模様のみならず列車の中で延々と続けられるセッションの模様やアーティストたちの交流の様子も克明に記録されているのです。ジェリー・ガルシアが弾き語りをしている横のせまい通路をヨイショってな具合でふつーにジャニスが横切ったりしてるのですよ!。バディ・ガイがその時を振り返って「寝るのが本当にもったいなかった。寝るととても損をした気分になった。」と言ってるのが非常〜〜によく分かります。作品の最後にはあの列車で自分も旅をした気分になっていました。出演者もコメントしていましたが「ずっとこの旅が続いたらいいのに!」・・・まさに同感です。以前映画マニアの友人が大好きな作品(SWです)を観てエンドクレジットが流れはじめた時に「もう終わりなの?もっともっと観ていたいよー!」と、今まで聞いた中では最大級の賛辞の言葉を吐いた事があります。今回わしはフェスティバル・エクスプレスに対して同じ賛辞の言葉を捧げたいと思います。
ああ、この時が永遠に続けば良いのに。
もっともっと色んな証言を聞きたかった気もするしライブシーンもさらに沢山観たかった気もします。でもでも、それはゼイタクというもの。とりあえずは貴重な未発表映像があれだけ観れたのだから良しとしなければ。いつの日か発見された70時間以上のフィルムを全部観る事ができたらなあ。
公開しているところは全国でも少ないようですが近くでやっていたら是非みなさんにも観て欲しいと思います。60〜70年代のロックに興味が無い人、出演アーティストを誰一人知らない人。そんな人でも充分鑑賞に耐えるドキュメンタリー作品になってると思います。そしてこれをきっかけにこの頃の音楽に興味を持つのも悪くはないんじゃないかな?と思います。オススメです。
正直、ジャニスのCRY BABYには泣いちゃいますよ。ちゅうかわしゃあ泣いちゃいました。告白します。
ちと話しは変わりますが、わしは一人で移動中はヘッドフォンステレオ(現在は主にMDですね)で音楽を聴くのが習慣です。音楽を聴いているとかなーり長距離の移動もそんなに苦になりません。今回映画館に行く時に聴いていたのは先日このブログでも紹介した自分で編集した映画音楽集でした(
コレ)。でもフェスティバル・エクスプレスを観た後はなーんかデッドやバンドやジャニスが無償に聴きたくなりました。でも残念ながらその時持ってきてなかったんです。(仕方なくその時の手持ちの中では最も雰囲気の近いバターフィールド・ブルース・バンドのライブアルバムを聴いたわけですが・笑)。帰宅してからジャニスなどを聴きまくりましたよ。やっぱりええわあ。そしてこの頃の音楽がほんまに好きだ、と改めて自覚しました。
ちなみに今のBGMはBECKの最新アルバム「Guero」だったりします。おーい。なんでやねん。いえ、さっきまでザ・バンドだったんですよ(笑)。でもベックもあながちそんなに不正解でもない気も(え?)。グエロ良いですよー。・・・話しそれすぎですね。
あ、最後にヒトコト。思わず体が動いてノリノリで観てしまいました。後ろの方、たいへん失礼しました(ガラガラでしたけど・泪)。こーゆー映画なので多少は大目にみてもらえますよね?
(フェスティバル・エクスプレス公式サイトは
こちら)